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臼田 重和; 鈴木 敏夫; 河野 信昭; 梅澤 弘一
JAERI-M 90-030, 13 Pages, 1990/02
高純度Cmを調製し、その半減期を再測定した。測定は2比例計数管検出器による放射能測定、低ジオメトリーSi検出器による線スペクトロメトリー及び低エネルギー測定用純Geプレナー型検出器による(X)線スペクトロメトリーの独立した3種類の方法を用いて行った。最後は、Cmの半減期測定には今まで報告されたことのない方法である。これらの測定値の荷重平均として、161.410.28日を得た。この値は、前回の我々の測定値161.350.30日と一致するが、他の文献値より1%程度短い値である。
臼田 重和; 梅澤 弘一
放射線, 16(1), p.73 - 81, 1989/00
アクチノイド核種の自発核分裂部分半減期を精度よく測定することは、原子核の安全性の研究のみならず、使用済燃料の臨界安全性、中性子遮蔽等においても重要な課題である。本報では、マイカ検出器を用いて自発核分裂数を絶対測定するとともに、アクチニド核種の自発核分裂部分半減期を測定する方法を論じた。1例としてCmの自発核分裂半減期を測定し、さらに、他核種への応用の可能性についても言及した。